Kaigai Seikatsu Mates Association 「海外生活同窓会」
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●移住&永住をあきらめる

 海外永住という響きは妙に心地良く、桃源郷にいざなってくれるかのような雰囲気があります。それは何故でしょう? 私は毎日のように皆さんから頂く「海外移住に関する質問・相談」のメールを拝見する中で、ある共通点があることに気が付きました。それは、海外移住という名前の海外旅行が一生できる!という思い込みだということです。

 海外旅行を経験された方のおよそ全ては「楽しかった」という想いに包まれます。もちろん私も同じです。それは日常生活を離れた海外旅行という遊びをしている訳ですから考えるまでもなく当然のことです。遊んでいる時ほど楽しい時間はありません。ここで言う日常生活とは日本での生活全般を指しますが、ひとたび海外に永住や移住というライフスタイルを取った瞬間から、日常生活は日本から外国へ空間移動します。

 それは海外で過ごすスタイルが旅行という名の遊びから、現実的な生活に変わってしまうことを意味します。ですから海外旅行だけで体験した楽しさの延長線上で海外永住を考えるのは危険だと思わざるをえません。しかし、海外生活に憧れや夢、希望を抱くことは間違いではありませんし、実際に良いとこ取りだけする方法もあります。それは


 (1)永住しない!という決断。
 (2)海外旅行を繰り返す、という実践。


 1年間を一定期間毎に区切り、日本での生活と海外での生活を自らアレンジするスタイルです。これに慣れてくると、日本を含めた複数の国でいつでも海外旅行気分を満喫できるという究極のライフスタイルが実践できるということになります。また、こうしたライフスタイルのメリットは様々ありますが、特に取得が困難とされる永住ビザを無理して申請、取得することなく観光ビザのまま、その国で生活できてしまうというオーソドックスかつシンプルな方法になる訳です。

 カナダの場合、現在ですと永住ビザの申請後、合否の通知が下されるまで最低2年間もかかりますし、その間はいかなる理由があってもカナダへの入国が禁じられます。つまりカナダへ旅行できなくなるわけです。こんな馬鹿げたリスクを背負ってまで永住ビザを申請する必要性がどこにありましょうか?カナダに限らず、永住ビザの確固たる取得が見込めないうちに、申請をしてしまいますと、その後の入国が禁じられる等の措置があります。

 合法的にカナダには連続6ヶ月間の滞在が許されます。カナダで直接的な就労を目的としない、つまり収入は日本から得る、ということで考えれば永住ビザよりも観光ビザのほうが安上がりで、手っ取り早く、無駄も無い、という結論に達します。合法的かつスピーディー、そして無駄が無いという海外生活スタイルは、永住を目指さないということになると思うのです。

 もう少し掘り下げて考えてみましょう。永住するには永住ビザが必要になります。しかしながら、すでにいろいろなストーリーを通してご説明しているように、基本的に永住ビザのハードルは非常に高いのですから、そのハードルを越えられるかどうか、はご自身である程度、おわかりになると思います。現在、ほとんどの国で永住ビザ申請を各項目に分けたポイント制にしているのも、非常に砕けた言い方をすると、

 「ダメな人は、ダメだと自分で気が付きなさい!」

 ということを、各国の移民局が暗に促しているのです。それでも何とかなるんじゃないか? もしかしたら? 一か八か? というようなニュアンスで申請をしても、それは無理というもので、それが現実だとしたら、現実をご自身で認めなければなりません。しかし、海外生活そのものを諦める必要はないのです。

 海外生活と永住ビザは別のこと

 だと思えば良いのです。永住ビザの代替として国籍を保有するという発想の転換をしてみますと、実は私たちは「日本国籍」を保持しています。この当たり前のような事実を角度を変えて利用してみると、非常に楽な方程式が見い出せます。

 日本国籍を武器に海外に住むという方法論です。日本に住んでいますと、日本国籍の威力が実感できませんが、ひとたび海外に出ますと、日本国籍=日本のパスポートは強烈な威力を発揮します。唯一、アメリカだけは居丈高な対応をしますが、このアメリカそして国交の無い北朝鮮以外の国では、日本のパスポートは水戸黄門の印籠とも思えるような力を発揮してくれるのです。

 カナダ、アメリカの場合はノービザで連続3カ月まで滞在できますし、カナダは最長6カ月までの連続滞在が法的に認められます。ニュージーランドも同じ。オーストラリアも日本人への滞在ビザは即日発給されます。その他の国々でも、日本人の入国、滞在はハードルが非常に低く、誰もが簡単に諸外国に出かけて、数ヶ月間の滞在ができる訳です。世界の国でここまで恵まれた国民は案外少ないのです。

 この日本のパスポート(国籍)がある限り、自在に世界を渡ることができるのです。勿論、日本を出発点として、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドに3ヶ月間づつ滞在し、残りの3カ月を日本で過ごす、という生活スタイルを考えた場合、どの国でも永住ビザなるものを必要とすることがない訳です。これをパーマネントトラベラーズ(永久旅行者)と呼びます。

 個人名は伏せますが、テレビでお馴染みの某著名人は、10年前から日本〜カナダ〜ニュージーランド〜オーストラリアを行き来するパーマネントトラベラーズになっています。これを応用すると、誰でも海外生活を自由にエンジョイすることができます。

 そんなに沢山の国にどうやって住むのか? 親戚兄弟、親友、の中から同じ境遇、考え、目的を持った3人でこれを実現するためのグループを作ります。大山さんはカナダに、中山さんはハワイに、小山さんはニュージーランドに、それぞれが不動産物件を購入します。3名はそれぞれの滞在スケジュールを確認しあいながら、6カ月以内ギリギリのところで、住処をチェンジします。

 (1)最初の6ヶ月間・・・大山→カナダ、中山→ハワイ、小山→ニュージー。
 (2)次の6ヶ月間・・・・・大山→ハワイ、中山→ニュージー、小山→カナダ。
 (3)次の6ヶ月間・・・・・大山→ニュージー、中山→カナダ、小山→ハワイ。


これを繰り返していれば、永住ビザなど無くても、堂々と合法的に海外生活がエンジョイ出来てしまいます。これはもう海外移住したことと等しい結果です。日本のパスポートがあることと、海外で直接就労を目的としなければ、下手に永住ビザを取得せずに観光ビザで諸外国に滞在していた方がいいのです。これをパーマネントトラベラーズと定義しています。

 3人寄れば文殊の知恵と申します通り、さすがに自分一人の力では、●橋●泉さんみたいに海外を渡り歩くとができなくても、信頼できる仲間3人で力を合わせれば、●橋●泉さんと似たようなことができる可能性があるのです。


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