Kaigai Seikatsu Mates Association 「海外生活同窓会」
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●ホテル、モーテルを利用する

 ロングステイや観光ビザでの長期滞在の場合、私はホテルやモーテルを利用する方法が一番手堅く、経済的であり効率的だと思います。ここでは、利用期間に制限の無い、つまり長期でも短期でも、部屋さえ空いていれば受け入れてくれるという意味での宿泊施設を考えてみます。具体的には以下のようなものが該当します。

 (1)都市型ホテル
 (2)リゾートホテル
 (3)モーテル
 (4)コンドミニアム(日本のビジネスホテルに該当するもので、本当のコンドミニアムではない)
 (5)アパートメントホテル(日本のビジネスホテルに該当するもの)


 おおよそ以上のカテゴリーに分けられるでしょう。料金や内容は様々です。高いところが良ければ高級ホテルという選択もあるのでしょうが、ここでは海外生活がテーマですから、せめて自炊が可能なキッチン付きのお部屋を考えたいですね。一般的なのは街道沿いや、町の郊外にあるモーテルです。日本のモーテルとは業態が違いますので、お間違いの無いように。

 これらモーテルは、欧米の旅行スタイルとして良く利用されていますので、ご存じの方も多いはずです。簡易ホテルと言っても良いかもしれません。余分な施設は一切なく、極めてリーズナブルな料金で宿泊が可能です。1部屋の料金ですから2人で泊まると、なお割安です。欠点は、たいていの場合、郊外の立地やハイウェイ沿いにあるため、風光明媚なロケーションではありません。目の前にステキな公園があるとか、湖がある、というようなことはあまり期待できません。本当に泊まるだけを目的にしていますから、観光地でない限り、周囲の環境は期待はできません。

 また、ホテル同様に季節料金が徹底していますので、ピークシーズンは長期割引に応じない、というところがほとんどでしょう。単純に1泊料金×宿泊日数で計算されます。オフシーズンを上手に利用することで、割引を適用してもらえるかもしれませんが、良いシーズンを長期間の滞在で求めますと、トータルでは割高に感じてしまうでしょう。

 レンタカーを借りる方にとっては、むしろモーテルは便利だと思います。最初は1週間程度で予約をし、慣れてきたら他のモーテルに移動することもいいでしょうし、隣町へ移動することも自由ですから、束縛されない分、楽しい海外生活の場作りになると思います。

 モーテルの主な特徴
 (1)郊外に立地しているケースがほとんど。
 (2)そのため、レンタカーは必須になる。
 (3)求める日数だけの利用が可能なので気軽である。
 (4)長期割引適用のシーズンを利用すると大変経済的である。
 (5)キッチン付きの部屋を借りることで、自炊も可能となる。


 概ね、以上のようになります。注意しなければならないのは、あまり値段の安いところは、防犯や治安上の心配も懸念されますので、常識的な値段で折り合いをつけることが望ましいと思います。他の項でも再三お伝えしておりますように、海外では値段の安い宿泊立地は、治安の悪さを意味しますので、目先のお金にケチケチしすぎると、取り返しの付かないことになりかねませんので、十分気をつけてください。

 最近、目立つのが「コンドミニアム」というものです。このコンドミニアムという言葉の意味を正確に理解している日本人はあまりいません。本来、コンドミニアムは定住者用の不動産物件で、日本ですと分譲マンションと同じカテゴリーだと考えて頂ければいいでしょう。つまり、そこに住むためには購入しなければならない、というのが極一般的な解釈です。
 
 しかし、日本人観光客が多く訪れる、ハワイ、ゴールドコースト、グアムなどには、気軽にご利用できます、という宣伝文句を使ったコンドミニアムがたくさんあります。しかし、これらは本来のコンドミニアムではありませんので、くれぐれも勘違いをされないようにしてください。よくある例は、コンドミニアムを予約して行ってみたら、

 (1)単なるホテルだった
 (2)単なるモーテルだった

 というケースが大半です。短期滞在や数ヶ月滞在で利用ができるコンドミニアムのほとんどは、ホテルやモーテルという名前よりも、ロングステイ向けに意図的にコンドミニアムという名称をパンフレットに銘打って、日本人を集客しようとしています。この傾向は、年々顕著になっています。中には最初から、長期滞在者用の賃貸マンションとして運営されているコンドミニアムというものもありますが、これはまだ良い方です。中には、「これがコンドミニアムか? 単なるビジネスホテルじゃないか?」 と疑いたくなるような物件もホームページに多く氾濫していますし、実際に私もゴールドコーストで宿泊したところが、コンドミニアムを名乗った安いビジネスホテルでした。

 問題は、そういう実態を分かっていて借りるのであれば何も問題ないのですが、本物と偽物の区別がつかないようですと、その後の海外生活に必要な情報を間違える可能性がありますので、くれぐれもご注意ください。

 このような、コンドミニアムと銘打ったビジネスホテルの場合、オフシーズンの値段はリーズナブルになっているはずですから、そうした期間を利用されるといいでしょう。

 コンドミニアムと銘打った宿泊施設の特徴
 (1)ハワイ、ゴールドコースト、グアム、サイパンに多い。
 (2)日本人観光客の少ない町にはほとんどない。
 (3)実態は単なる安ホテルか、ビジネスホテル程度のもの。
 (4)安い宿泊料金には気をつける。
 (5)利用者のほとんどが日本人観光客なので、海外生活の実感がわかない。


 そして、だまされてはいけないポイントは、「言葉」の違い、つまりネーミングにだまされない、ということです。

 モーテル と コンドミニアム 


 どちらがイメージが良いかというと、一般の日本人は、コンドミニアムが良いと思ってしまいます。そして本来の意味は、
 コンドミニアム は 比較的高級な分譲マンション
 モーテル は 気軽に利用できる宿泊施設


 というように、全く別のものなのです。しかし、日本人を相手にした宿泊業者や旅行業者は、このネーミングのもたらす影響を良く熟知していますから、実際は質の悪いモーテルであっても、コンドミニアムと銘打つ訳です。これって、くやしいじゃないですか。なぜなら、「どうせお前には分からないだろう!」と思われているのですよ。つまり、なめられているのです。馬鹿にされているのです。それに気が付かなければ、せっかく海外生活をしたとしても、本物の情報はつかめません。

 ぼやーっとしていたらダメなのです!

 このコンドミニアムという名称ひとつ取っても、私たち日本人を体よく食い物にしようとする罠があるのですから、それらを理解した上で、滞在中に住処とする場所を選定してください。


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